セカンドライフで企業面接支援システムを共同研究
日本e-Learning学会にて学術講演発表を実施予定
株式会社フォスターネット(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:小川 文雄)は、産業技術大学院大学、首都大学東京との共同研究としてセカンドライフ上に新卒・転職者向けの企業面接支援システムを構築した。一般公開に先駆けて日本e-Learning学会へ論文を提出し、12月1日に学術講演発表を行う。セカンドライフを利用した学習システムが日本e-Learning学会へ出展されるのは初めてのことであり、関係者から注目を集めている。
新卒・転職問わず、就職するためには避けて通れないのが試験であり、特にここ最近は近年にも増して面接での評価が重視される傾向にある。面接は、自分自身をプレゼンテーションすべき場所であり、本来であれば非常にチャンスの多い場所なのだが、緊張や準備不足のためにチャンスを逃している事例が少なくない。
そこで弊社は、現在まで蓄積してきた企業面接のノウハウを集約し、産業技術大学院大学、首都大学東京と共により多くの就職希望者が練習の機会を持てるべく、システムの研究・構築を進めてきた。このシステムは、面接の体験だけでなく、面接中の会話を分析した面接カウンセリングシートを作成することが出来る。被験者は自分の会話の内容を客観的に分析することで、実際の就職活動に役立てることが出来る。
企業面接システムのエリアでは、各アバターに対してIDカードを配布している。アバターはこれを入手・装着し、企業面接システムを利用する。このIDカードは面接の予約から面接終了までユーザーをサポートする。面接練習の予約を済ませ、システム側の準備が整うと、専用フロアに案内される。面接場所に案内され、部屋に入る際には、まずノックをするのがマナー。本システムでは、この段階から採点が始まる。お辞儀のタイミングや入退室の際のマナーなど、実践を通さないと理解し辛い部分についても、存分に練習が出来るのだ。練習に必要な全ての動作はボタンをクリックするだけなので、利用者が戸惑うこともない。
練習用の面接官は5人用意している。それぞれ、怖い・優しい・インテリ等の特徴的な性格を持っており、アバターはこの中から練習したいタイプを選択することが出来る。面接官の性格によって、その口調や圧迫度は異なるが、実質的な質問内容としては非常にシビアなものも用意されている。それに加え、IT業界だけにターゲットを絞り続けてきた弊社ならではのテクニカルな質問も飛び出す。例えば、サーバ系技術者に対してはクラスタの設計にまつわる質問が出たり、DB系技術者に対しては、OracleやLac製品の経験やチューニングについての質問が飛び出すといった具合だ。このようにリアルな内容で思わず尻込みしてしまいそうな圧迫面接までも仮想空間で再現できるのは、実際の面接事例を企業担当者だけでなく、受験者本人からのヒアリングによって得た豊富な事例を再現しているからである。さらにデータを細分化していくことで、将来的には応募先企業別に対応した面接対策も実現可能である。
この練習による会話及び行動は専用カウンセラーによって分析され、練習終了後にアドバイスシートとして結果と共に被験者へ送られる。被験者はアドバイスシートを参考に対策を練ることができる。
今回、この共同研究は産業技術大学院大学学長の石島辰太郎氏の提案により、実現した。企業面接支援システムの構想を聞きつけた石島氏がフォスターネットに共同研究を申し出た。そして、同大学教授で工学博士の村越英樹氏と、首都大学東京で同氏の生徒である寒河江友花氏が共同研究に加わった。
日本e-Learning学会では、学術講演発表として石島氏、村越氏の協力のもと寒河江氏が研究論文発表を行う予定。他にも、専用ブースを設けフォスターネットが窓口となって参加者への説明を行う。ここでは、説明員の指導のもと、学会参加者も実際に同システムを体験できる。
フォスターネットは、本プロジェクトを皮切りにこれまで培ってきたノウハウの集大成をセカンドライフ上に構築し、IT技術者の総合的な就職支援環境の展開を進めていく。順次新しいコンテンツをオープンし、IT技術者をより強力にサポートすることで「新3K」とまで言われている現在のIT現場を変えていく考えだ。
■フォスターネット概要
弊社は、IT技術者に特化したサービスを展開しており、主要事業としてはIT人材転職支援でIT企業を専門にIT技術者やコンサルタントの転職支援を主に、専門のサイト「価値組倶楽部」を運営し、また、IT技術者やコンサルタントのプロジェクトを請け負いレベルの高い技術者等を参画させ、案件単位でユーザー企業の支援を行っている。またその事業のサイトとして「スキルサーフィン」がありその運営をしている。
価値組倶楽部は、IT技術者とユーザーの担当者の両方からニーズを形にしたIT技術者とユーザーのために作成された、本邦初の転職サイトである。仕組みとしては、技術者がユーザー企業に正社員として採用されたときのみに紹介料が発生する完全成功報酬型であり、採用決定まだのプロセスの間は求人情報掲載も含めて料金は一切発生しない。掲載期間の制約もなく、企業担当者レベルで変更があった求人情報の内容をカスタマイズできるというWebサイト型求人ならではの特徴も持っている。
また、掲載している企業情報にも特徴的な面がある。企業側が技術者に対して与えることの出来るバリュー(価値)が明記してあるのだ。企業専任担当者が、募集企業の採用担当者や現場担当者からヒアリングし、サイト上に反映する。その他、給与・人事制度やCSR等、企業情報を丸裸にし、登録技術者へ情報提供している。まさに「価値」を明確化するために作られたサイトだ。
本邦初の特徴を持つ転職サイトに対して、スキルサーフィンは7800名以上という国内最大規模の登録者数を武器にこれまで躍進してきた。スキルサーフィンがこれだけの登録者を有しているのも、あくまでも「技術者ありき」の考えを貫き通してきたからに他ならない。技術者が知り合いの技術者を紹介してくれたりと、まさに技術者による、技術者のための案件求人情報サイトとして、確固たる地位を作っているのが最大の特徴であろう。
昨今、新3K(キツイ・給与が低い・帰れない)と叫ばれているIT現場において、弊社は以前より技術者を第一に考えてきた。ユーザー企業を支援するのは勿論のことだが、実際現場に入るのはスキルサーフィンの登録者たちだ。弊社が彼らのバックアップを最大限に行い、その姿勢を示すことでIT技術者社会的地位の向上への道筋を作りたい考えだ。実際弊社では、e-learningや技術者同士のコミュニティの場を提供し、スキルアップしやすい環境を作り上げている。高水準な給与や豊富な福利厚生も彼らのモチベーションアップに一役買っている。取引先にエンドユーザーが多いのも人気の要因だ。また、最近ではSAPのポータルサイト「WITH SAP」とも業務・資本提携し、各種セミナーやSAPコンサルタントの支援にも注力している。
■会社概要
株式会社フォスターネット
本社: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-6 ホリウチビル 6F
TEL : 03-3770-5661
FAX : 03-3770-5077
創立: 1996年11月20日
代表者名: 小川 文雄
資本金: 9,500万円
■役員構成
代表取締役/CEO: 小川 文雄
取締役/CIO: 中森 茂
取締役/COO: 松原 正治
取締役/CKO: 浅見 純一郎(WITコンサルティング代表取締役 )
監査役: 永島 義規(Statutory Auditor)
顧問(adviser) : 松井 和人(東京工業大学講師)
■所属団体
日本e-Learning学会(理事)
CSPコンソーシアム(理事)
国際研修システム開発協議会(理事)
情報サービス産業協会(JISA)
eBP FORUM
OSCAR
■事業内容
(1)IT Business Producing 事業
(2)Virtual Space Producing事業
(3)Web Producing 事業
(4)技術者派遣事業及び転職支援事業
一般労働者派遣事業(許可番号:般13-07-0203)
有料職業紹介事業(許可番号:般13-07-ユ-0302)
(5)IT技術の請負 (Web開発、インフラ構築等)
(6)IT技術者評価システム(e-Learning事業)
(7)CSPコンソーシアム事務局
国際研修システム開発協議会 事務局